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2013  15:38:31

ネスぺ取得を狙うとある凡人の過去問解説1(平成23年秋期午前Ⅰ編)

ネスぺ取得を狙うとある凡人の過去問演習1(平成23年秋期午前Ⅰ編)」にて出題した問題の解答・解説になります。

ネスペ受験に必要な重要ポイントを抑える為にも、この機会にしっかりと復習しておきましょう。

平成23年秋期 高度情報技術者午前Ⅰ試験からの出題になります。
※問題番号は実際のものに即しています。

出題レベルの分類
☆☆☆ 難しい(高得点を狙うなら外せません)
☆☆  ふつう(6割の合格ラインをクリアする為に正解したい問題)
☆   基礎(本番で確実に正解したいレベル)







問1 式A+B×Cの逆ポーランド表記法による表現として適切なものはどれか。(出題レベル☆)


ア. +×CBA
イ. ×+ABC
ウ. ABC×+
エ. CBA+×


解答:ウ


【解説】
逆ポーランド表記法での表現について聞いています。
逆ポーランド表記法での表記方法を覚えておきましょう。

逆ポーランド表記法では、演算子("+","×"等)とオペランド(数値や"a","b"などの記号)の並びを以下の規則で記述します。

①(オペランド1)(演算子)(オペランド2)を(オペランド1)(オペランド2)(演算子)に書き換える。
演算子を後置することから、逆ポーランド表記法は、「後置表記法」とも呼ばれます。
また、我々が普段用いている表記法は、演算子を中心に置いている事から、中置表記法と呼ばれています。
コンピュータは、後置表記法で処理を行う為、その表現方法に差異があります。
尚、演算子を前方に置く前置表記法も存在します。

②書き換えた箇所を新たなオペランドとし、書き換える部分がなくなるまで、①を繰り返す。

また、上記の計算順序に加え、通常の計算で用いる優先規則を用います。
具体的には、乗算("×")・除算("÷")の演算子を加算("+")・減算("-")の演算子より優先して書き換えます。
但し、括弧()がある場合は、括弧の中の式がより優先されます。


本問を上記の規則に当て嵌めて解くと、下記の通りとなります。


式A+B×C

①(オペランド1)(演算子)(オペランド2)を(オペランド1)(オペランド2)(演算子)に書き換える。

計算順序として、乗算("×")・除算("÷")の演算子を加算("+")・減算("-")の演算子より優先して書き換えます。
但し、括弧()がある場合は、括弧の中の式がより優先されます。

上記に当て嵌めると


A+BC×


となり



②より



ABC×+


となります。
この場合、「BC×」を新たなオペランドと見なして一つのグループとしているわけです。


よって


A+B×Cを逆ポーランド表記法(後置表記法)で表現すると
ABC×+となります。



問4 メモリインタリーブの説明として、適切なものはどれか。(出題レベル☆)


ア. 新しい情報をキャッシュメモリに取り出すとき、キャッシュ上では不要になった情報を主記憶に書き込む。
イ. 主記憶のアクセス時間と磁気ディスクのアクセス時間とのギャップを補う。
ウ. 主記憶の更新と同時にキャッシュメモリの更新を行う。
エ. 主記憶を幾つかの区画に分割し、連続したメモリへのアクセスを高速化する。


解答:エ


【解説】
メモリの基本的な機能について確認しています。

メモリ(主記憶)のアクセス高速化方式について理解しておきましょう

メモリインタリーブは主記憶のアクセス高速化方式の一つです。
データを複数の独立した区画「バンク」に分け、データを順番に分割して、各区画に同時並行してアクセスすることによって、メモリアクセスの高速化を図ります。


尚、その他の選択肢は下記の通り。
どれも重要なので、この機会に理解して頂くよう願います。


ア.ライトバックの説明です。
ライトバック方式とは、プロセッサがキャッシュメモリに書き込んだ場合に、その情報を保持し、即座にはメモリに転送しない方式です。
キャッシュメモリのデータが圧迫され、追い出された場合に限りメモリに書き込まれます。
つまり、キャッシュメモリの上限まではデータの保持を続ける事になります。

イ.ディスクキャッシュの説明です。
記載されている通りで理解願います。

ウ.ライトスルーの説明です。
ライトスルー方式とは、プロセッサがキャッシュメモリに書き込みを行った場合に、そのデータを即座にメモリに転送する方式です。



問7 タスクのディスパッチの説明として、適切なものはどれか。(出題レベル☆)


ア. あるタスクの実行中に、別のタスクに切り替え、かつ実行権を渡すこと
イ. 各タスクの実行順序を決定すること
ウ. タスクの内部状態、置かれた状況、与えられた条件など、タスクの実行に必要な各種情報のこと
エ. 複数のタスクを同時に実行しているかのように見せかけた状態のこと


解答:ア


【解説】
ディスパッチとは、あるタスクの実行中に、実行が可能な他のタスクから実行するべきタスクを決定して、そのタスクに処理を切り替えてCPUの使用権を与える機能の事を言います。


その他の選択肢は下記の通り。


イ.タスクの実行順序を決定する方法としては、ラウンドロビン方式などがあります。
ラウンドロビンとは、一つ一つのタスクに同様のタイムクォンタム(一つのタスクに割り当てられた時間)を割り当て、一定の時間毎に処理を行っていく方式です。

ウ.コンテキストの説明です。

エ.マルチタスクの説明です。



問14 ディジタル署名を生成するときに、発信者がメッセージのハッシュ値をディジタル署名に変換するのに使う鍵はどれか。(出題レベル☆)


ア. 受信者の公開鍵
イ. 受信者の秘密鍵
ウ. 発信者の公開鍵
エ. 発信者の秘密鍵


解答:エ


【解説】
基本的な事項ですが、混同して覚えがちな「ディジタル署名」についての問題です。

ディジタル署名は、通信相手に送付するデータが正当なものであるか、送信者が証明する為に用いられます。
公開鍵暗号方式の技術を応用した認証方法です。

ディジタル署名を行う場合、送信者は送付データ全体にハッシュ関数を用いてハッシュ値を生成します。
その生成したハッシュ値を「送信者の秘密鍵」で暗号化します。
これを「送信者の署名」として、データと一緒に添付し、受信者に送付します。

受信者は、送信者と同じハッシュ関数を使って受信したデータ本体からハッシュ値を生成します。
同時に「送信者の署名」を「送信者の公開鍵」で復号して、送信者が生成したハッシュ値を得ます。

送信者・受信者の2つのハッシュ値が一致すれば、送信されたデータが送信者のものである事を確認出来ます。
「送信者の秘密鍵」で暗号化されたデータは「送信者の公開鍵」でしか復号出来ないからです。

よって、「エ.送信者の秘密鍵」が正解となります。

尚、「ディジタル署名」と混同しやすいものとして、「公開鍵暗号方式」があります。
こちらは、送信者が「受信者の公開鍵」でデータを暗号化し、受信者が「受信者の秘密鍵」でデータの復号を行うものです。
データを受け取る側(受信者)が予め誰でも入手可能な「公開鍵」を公開するところがポイントとなります。

尚、「ディジタル署名」は公開鍵暗号方式の一種です。
但し、その暗号化手順が異なります。



問16 ブラックボックステストにおけるテストケースの設計に関する記述として、適切なものはどれか。(出題レベル☆)


ア. 実データからテストデータを無作為に抽出して、テストケースを設計する。
イ. 実データのうち使用頻度が高いものを重点的に抽出して、テストケースを設計する。
ウ. プログラムがどのような機能を果たすのかを仕様書で調べて、テストケースを設計する。
エ. プログラムの全命令が少なくとも1回は実行されるように、テストケースを設計する。


解答:ウ


【解説】
ブラックボックステストについて基本的な理解を問われています。

ブラックボックステストでは、プログラムに与えた入力と出力を比較する事によって、プログラムの機能が仕様書通りに実現されたか否かを確認します。
よって、プログラムがどのような機能を果たしているのかを仕様書で調べ、それを基にしてプログラムに与える入力データ(テストケース)を作成します。

尚、ブラックボックステストには幾つかのテスト手法がありますので、併せて理解頂きたく存じます。
どれも重要ですので、是非覚えておきましょう。

同値分割

プログラムに与える入力値と出力値を、システムが同じ動作と見なせる値の範囲(同値クラスに分類し、各同値クラスの値に対してテストを行う手法です。

限界値分析

同値クラスの値の範囲の両端(境界値)をテストする手法です。
プログラムのエラーは、境界値で生じやすいので、そこを重点的にテストするようにします。

デシジョンテーブル(決定表)

考慮する必要のある条件と、その条件での結果をマトリックスとして作成し、テスト項目を作る手法です。

原因・結果グラフ

入力と出力を表す図や表を作成し、テストを行う手法です。
原因に対して入力を行った結果、どのような出力が行われるかを確認します。


その他の選択肢は下記の通り。

ア.ブラックボックステストでは、テストデータを無作為に抽出してテストケースを作成することはありません。

イ.使用頻度が高いもののみを抽出してテストデータを作成すると、使用頻度が低いものが入力された時にどのような出力が返ってくるのかをテスト出来なくなるので不適切です。

エ.ホワイトボックステストでの手法です。





以上が、「平成23年秋期 高度情報技術者午前Ⅰ試験」(抜粋問題)の解答・解説となります。



次回は、「平成23年秋期 高度情報技術者午前Ⅰ試験(続き)」の解説を行います。
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