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09
2013  18:48:28

ネットワークエンジニアじゃなくても(笑)抑えておきたい技術用語(その11)

秋期情報処理技術者試験(主に午前試験)を受験される方向けに出題予想用語を解説いたします。
尚、私の独断と偏見(笑)によるものなので、使用の際は用法用量を守って正しくお使いください(笑)。


出題予想用語その11


Tier1(ティアワン)


意味:
インターネットは、プロバイダー(ISP)※に代表される大規模ネットワークが、階層状に相互接続することで形成されています。
Tier1はその階層構造の頂点に位置する最大手のプロバイダーを指します。
一般ユーザーが接続するプロバイダーを上流へ辿ると、やがてTier1に繋がります。

※Internet Service Providerの略、インターネット接続代行会社のこと


Tier1という言葉は恐らくあまり馴染みがないのではないでしょうか。
この言葉を理解するには、ネットワーク上でどのように機能しているかを知る必要があります。
以下に簡単ではありますが、プロバイダーが如何にして経路選択(ルーティング)を行っているのかを述べたいと存じます。

インターネット上のルータは経路情報(ルーティングテーブル)を利用して隣接ルータに通信パケットを届け、最終的に目的地に送り届ける仕組みになっています。

この際、どのように通信を行っているかと言うと、各ルータは経路情報から宛先IPアドレスを見てその情報を元にどの接続ポートからパケットを送出すればよいかを判断しています。

それでは、インターネット全体に全てのパケットを届けるためにはどうすればよいのでしょうか。

特定のルートであれば隣接ルータの宛先IPアドレスで足りますが、プロバイダーはユーザのパケットをインターネット全体に届ける必要があります。

なぜなら、プロバイダーはユーザの接続を代行しており、通信パケットを目的地に送り届けるためにはその全てのルートを把握しておく必要があるからです。

このような全経路情報を「フルルート」と呼んでいます。
実際にどのようにして「フルルート」を確保しているかはブラックボックスとなっており、その手法は公開されておりません。
恐らく何らかのアルゴリズムによって処理しているものと考えられます。

尚、プロバイダー同士が経路情報を交換する形態(トポロジー)には、「ピアリング」と「トランジット」があります。

「ピアリング」とはプロバイダー同士が自身の経路情報を交換します。
この時、相互接続しているプロバイダーのユーザのパケット通信のみを行い、他のプロバイダーからの通信は一切中継しません。

この場合、サービスの規模やトラフィック(交通)量、サービスエリア等に差異がないプロバイダー同士が無償でピアリングを行うことが多いです。
なぜなら、プロバイダー同士互いにルートを提供し合うことでトレードオフの関係が成り立っているからです。
ギブアンドテイクだから無償だとご理解頂ければ幸いです。

「トランジット」とはプロバイダー同士で大きな差異がある場合、規模の大きなプロバイダーが上位となり、小規模プロバイダーは下位プロバイダーとして上位プロバイダーから「フルルート」の提供を受けます。

下位プロバイダーは上位プロバイダーから提供を受けたフルルートを使って、自身では到達出来ないエリアにパケットを送信します。
自身で到達できないとあることから、この作業を行うのは上位プロバイダーになります。
下位プロバイダーがフルルートを使って自身で送信するわけではないのでご注意願います。

この時、上位プロバイダーが持つトラフィックを利用しているため、下位プロバイダーは上位プロバイダーに利用料として「運送料」を支払います。
これを「トランジット」と呼びます。

以上のような関係がプロバイダー間にはあります。

そして、Tier1とは「トランジット」の提供を行わなくても、ピアリングによって「フルルート」を確保することのできるプロバイダーとされています。

このようにプロバイダー間では対等関係や上下関係があります。

我々に馴染みのあるプロバイダーで、このようなやり取りがなされていたのですね。
この機会に是非覚えてしまいましょう。

個人的に午前試験のみならず、ネットワークスペシャリストの午後試験でも出題されそうな気がしています。
余裕があれば、ポイントだけでも抑えておきましょう。

ポイント:Tier1 フルルート ピアリング トランジット
この辺りの用語が説明できれば大丈夫かと存じます。


それでは、用語説明というよりはちょっとしたネットワーク講義みたくなりましたが、これにて「出題予想用語その11」の解説を終了致します。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

長文失礼致しました。
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